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痛みを知ること。

きらきら太陽プロジェクト横須賀大会が今週にせまってまいりました。

今大会は障がい者施設、児童養護施設などの福祉施設さんがたくさんいらっしゃってくださいます。

そして今大会では「障がい者、お子さま連れ、シルバーの方の優先ゾーン」を作らせていただきます。
以前祖母が車イスで観戦をした際、健常者用に作られた会場で身動きがとれなくなったことがありました。
主催者側も悪気なんかないし悪くない。

障がいがある人にしかわからないこともあるし、健常者にしかわからないこともある。

しかし今大会にあたり、ある障がい者施設さんから「車イスでも観戦にきて大丈夫ですか?」と言われ、主催者側としてできる限り障がい者さんがそんな悲しい思いをしなくても大丈夫なよう、専用スペースを作ることにしました。

少しでも障がいがある人も健常の人も同じように楽しんでもらえるような大会にしたいです。


これはプロレスのみに関わらずら、人の痛みはその人にしかわからないからこそ人は人を傷つけやすいのかもしれない。

実はこんなことがありました。
経緯と内容は割愛しますが、私がお坊さんの資格があると聞いた女性が言った言葉。

「彼女、髪の毛無いの?」


この言葉に私はショックが隠せませんでした。
髪は女性の命と言われるくらい男女平等とは言えど、社会的にも女性の髪の毛はデリケートであると思います。  
もちろん、髪の毛の病気で日々戦っている人は男女問わず私たちの想像を絶するものであります。

私は一回髪の毛を削ぎ落としました。
26歳のときでした。
親に床屋に連れていかれるとき、まるで処刑場に向かう気分でした。
バリカンが入る瞬間の喪失感。
髪がすべてなくなった時の絶望感。


それを経験したからこそ特に髪の毛を削ぎ落としたことがない女性に

「彼女(私)髪の毛無いの?」

と言われたときはぐさりと来ました。

もしかしたら私の発言を被害妄想と思う人はいるかもしれない。

でも私のスタンス。
もしあるお坊さんの資格があると聞いた時髪の毛の有無は聞かない。

それは相手が話してきてくれたら知ればよいから。

人の髪の毛の有無は緊急を要することではないし知らないからといってなにかなるわけではないから。

人は人を知らぬ間に傷つけてしまうのかもしれない。
しかし当事者にならないとわからないことが世の中ありすぎるのもまた難しいのかもしれない。


ま、余談だが「髪の毛無いの?」と言った女性は私達女性の味方である仕事の人だったから。
ショック余計感じたのかもしれない。


私はなるべく人をカテゴリーにしないでフリーな目でものを見ていきたい。


そこにこそ境界線無き戦いがあるから。






雫有希のきらきら太陽ブログ~唯我毒尊☆人生どぐざれ道~
http://s.ameblo.jp/oteraprowres


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