気持ちが落ち着いたので書かせていただきます。
先日のREINA女子プロレスにて堀田祐美子&ラ・コマンダンテ組に女天使龍はベルトを奪われる結果となりました。
試合内容は試合の大半が場外と反則殺法で、選手権としては認めがたい試合となってしまいました。
私たちにとって6月7月は激動の時期になるでしょう。
WNCがなくなり、WNC-REINAは私たち女子に託されているわけであって。
そのきっかけが朱里VS雫のシングルだったと私は思ってます。
これからは朱里、私、ちょっと下で小林が前線に立ち、盛り上げなければならないと思ってます。
でも私はベルトを失い、朱里は今後どうするかわからないけどマスクウーマンデビューした。
リングで果たした「REINAでも続くんだぞ!」て約束はどうなるのだろうか。
新体制REINAは私らが作るのだから。
で堀田祐美子。
コマンダンテは語るに及ばないので割愛します。CMLLだか何だか知りませんが私はああいう大きなヒールレスラーには死んでもなりたくありません。
堀田祐美子。
実は2007年に私をプロレスラーにしてくれた人でした。
今はない団体ですが、堀田さんが定期参戦されていて。
一個上の先輩は同期が三人という恵まれた世代。
私にはいなかった。
正直孤独と恐怖の日々だった。
日々、怒られ、日々いかに私がだめな人間かを言われ、自信がなくて。
プロテストの日だって、「どうせ落ちるに決まっている」と言われていて。
プロテスト。
上の先輩と違い、一人だけのテストだからずっとぶっ通し。
基礎体力も受け身も休みなく一時間やらされた。
時折客から悲鳴が上がっていたのを後から聞いた。
褒められるためにやってないけど毎日毎日いかに自分がだめかを言われると人はそう暗示してしまうもので。
今でも覚えている。
プロテストの審査員、堀田さんがやってくださったんだ。
初めて私のこと褒めてくださった。
「気が付けば一時間良く動きました。私たちの時代のプロテストより、すごい。私だったら当時できたかな?」と。
私、間違ってなかったんだ。
いつも大したことない、こんなもんでへばるならやめちまえって言われていたけど、やっぱりつらいことしていたんだと。
堀田さんが合格を出してくださった。
他の審査員の先輩もトップバッターの堀田さんに続くように合格にしてくださった。
最後審査員表が手元に帰ってきたときの堀田さんのコメント。
「これだけやったらすごい!あとは感情を出せたらOK!」
それから堀田さんはいつも私の目を見て、真剣にプロレスのことを教えてくださった。
精神的な部分。
そしてREINAに堀田さんがいらした頃。一回参戦した。
堀田さんはレスリングの技術を高く評価してくださって、でも感情、強気って部分では怒られた。
でも堀田さんがいつも言ってた。
「派手な技よりレスリングを大切にしなさい。戦いを大切にしなさい。とにかく負けたくないって気持ちで思いっきり腕を引っ張って関節取りなさい。」
って。
ずっと信じていた。
でもこの前の試合はレスリング勝負を挑むどころかそれとは真逆な試合をされてしまった。
あの日あなたがプロにしてくださった私がここまでになりましたって伝えたかった。
私の落ち込みはこれが原因だった。
戦いは?レスリングは?感情は?
堀田さんのように強さ、戦い、基礎的なレスリングを重視する思想は私たち世代には欠如しているのは本当によくわかる。
だからそこそ、あんな真逆なことをしてほしくなかった。
ずっと信じていたから。
激動のREINAをどう生きてくか。
またまた孤高に日々が始まろうとしている。